にごり芋　参分濾過

秋に仕込みタンクに出来たての焼酎を３〜４ヶ月間、寒気が来るまで貯蔵します。その間、朝夕とフーゼル油をすくい取り、熟成させます。その後タンク内で一番フーゼル油の多い２０〜３０％を濾過します。これを「参分濾過」といいます。残りの７０〜８０％は無濾過の状態です。

無濾過が７〜８割ですから出来たてのそのままに近い香りと甘味でおい
しい焼酎となります。但し、無濾過が多い為、長い間置いていると時折、
白く濁ったり、おりになることもありますがこれは「焼酎の華」と呼ばれる
旨味成分を含んでいる為です。

フーゼル油の多い部分を濾過し、旨味の多い部分を無濾過としている為、甘味のある芳醇な味わいが特徴です。割水をしてあるとは思えない程重厚で、いもの味わいが楽しめます。
そのままでいいですが、お湯割りもお奨めです。